旅人マイケルオズのニッポンひとり旅語り

全都道府県を巡り歩いた旅人が、ひとり旅で訪れた旅先の素晴らしさ、楽しいエピソードなどを紹介し、併せて旅の情報やノウハウも語っています

「全国神社お参り旅」鎮西大社諏訪神社~長崎県長崎市

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諏訪神社の鳥居

今回の「全国神社お参り旅」では、長崎県長崎市鎮西大社諏訪神社を参拝いたします。

長崎市は坂のまちと言われるほど、あちこちに坂道や石段があります。そんな市街地の小高い丘に神社が鎮座されています。長野県諏訪地方から訪れた旅人にとっては、同じ「諏訪」の名がつく神社の参拝は絶対に欠かせません。

御祭神は、諏訪大社と同じ建御名方神 (たけみなかたのかみ)と八坂刀売神 (やさかとめのかみ)です。市内にまつられていた諏訪・森崎・住吉の三社を、江戸時代初期に青木賢清という方が再興し、現在地に祀ったといいます。

諏訪神社は、市内最大級のお祭り「長崎くんち」の会場としても知られています。私が訪れたのは1998年の春で、ちょうど諏訪大社御柱祭の頃。声を掛けてきた地元のお年寄りが、御柱祭をよくご存じだったことにちょっと驚いた思い出があります。

掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す。 ※祓詞

www.osuwasan.jp

 

 

”還暦までの旅行計画を白紙に!!”・・・あれから1年

新型コロナウイルス感染拡大前の2020年1月、ちょうど還暦まで2年を切っていた頃でしたが、私は「ひとり旅」に関する2つの大きな目標を掲げていました。目標は絶対達成するぞ!と意気込んでいたのですが、新型コロナは私の想像以上の猛威を振るったのです。そして・・・

mykeloz-hitoritabi.hatenablog.com

昨年の今頃、断腸以上の思いで目標を断念する決断をし、旅行計画を全て白紙に戻したのです。そして、2021年7月現在、「自主的緊急事態宣言」を継続中で、ひとり旅はおろか、飲み歩きすら出かけられない状態が続いています。

当時掲げていた目標を改めて紹介しましょう。一つは「全都道府県の3巡目来訪」、もう一つは「全都道府県の県庁所在地での宿泊」でした。3巡目来訪は長崎県大分県沖縄県、県庁所在地は青森市佐賀市大分市を、それぞれ残すのみでした。

2020年1月の段階で、3月には長崎県佐賀県、6月には青森県の旅行を企画し、準備に入っていました。二つの目標以外にも、複数の小さな目標を持っており、それらも含め「全ての目標を達成するのは難しくない」と思っていたのです・・・が・・・

目標の断念は、私の人生設計を変えてしまいました。旅行計画がなくなったことで、会社に在職し続ける「自分なりの大義名分」を失ってしまい、一気に早期退職へと傾いていったのです。そして、20年末での引退、21年2月末の退職へと向かっていきます。

ただ、あくまでも「還暦までの目標達成」が出来なくなったというだけであり、二つの目標は、そう遠くない時期に必ず達成できるでしょう!!

※このコラムは、ブログ「気まぐれトーク」と共通記事です

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「全国神社お参り旅」照国神社~鹿児島県鹿児島市

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島津斉彬公の像

今回の「全国神社お参り旅」では、鹿児島県鹿児島市照国神社を参拝いたします。

鹿児島には、江戸時代の雄藩・薩摩藩があり、幕末維新から明治にかけて活躍した西郷隆盛大久保利通など多くの偉人を輩出しました。そんな鹿児島市内の歴史散策をしている時、照国神社の境内に入ると、ホッと一息入れられる感じがします。

照国神社は、幕末の薩摩藩で名君と慕われた島津斉彬が死去して間もなく、その遺徳を称える目的で創建されました。御祭神はもちろん斉彬公で、照国大明神として鹿児島市民の崇敬を集めています。

島津家は鎌倉時代から続く名門で、戦国や江戸時代に数々の名君が出ていますが、その中でも斉彬公は飛び抜けた存在でした。薫陶を受けた西郷隆盛をはじめとする人材の育成、西洋文化の積極的な導入など、その先見性には驚かされます。

掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す。 ※祓詞

terukunijinja.jp

 

 

「全国神社お参り旅」櫻山神社~山口県下関市

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櫻山神社の墓標

今回の「全国神社お参り旅」では、山口県下関市櫻山神社を参拝いたします。

下関駅から徒歩圏内のところには、幕末の英傑・高杉晋作や彼が創設した奇兵隊に関する史跡が数多くあります。そのなかで、少し高台に鎮座しているのが櫻山神社です。高杉晋作が招魂社として建立した神社だといいます。

招魂社なので本殿はなく、社殿の先には墓標が並び立っています。その中心にあるのが吉田松陰で、松陰を始めとする幕末・維新の革命に命を捧げた隊士たち391柱が御祭神です。松陰の両脇は、松陰門下の双璧である晋作と久坂玄瑞が固めています。

もともとは奇兵隊の訓練場だった場所で、身分の隔てなく祀られている境内を見ると、「草莽崛起(そうもうくっき)」を叫び続けた松陰とその門下生の熱い心が伝わってきます。春は桜の名所となっているようです。

掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す。 ※祓詞

sakurayamajinja.com

 

 

「名古屋オクトーバーフェスト」応援ブログ~ひとり旅語り編

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毎年7月には、大相撲名古屋場所観戦に出かけていました。大相撲人気でチケット確保が困難になっても、名古屋場所だけは確実にチケットが入手できたからです。そして名古屋場所観戦には、もう一つのお楽しみをセットしていました。

2015年の名古屋場所に出向いた時、地下鉄の中吊り広告で「名古屋オクトーバーフェスト」の存在を知ります。ちょうど開催中とのことで「飲み歩き道楽としては、見逃してはならない」と決意?し、初めて会場に出向いてみました。

久屋大通にドイツビールの屋台が立ち並び、公園中央にはテーブルと椅子が置かれ、お気に入りのビールやおつまみを買って、好きなところで飲むというオープンスタイル。真夏の炎天下でもあり、ビールがゴクゴク飲めるのは最高です!

ドイツの楽団がステージ演奏を行っており、陽気なメロディーに合わせて会場全員で「プロースト(乾杯)」の大合唱。見知らぬ隣の人とグラスを合わせ、笑顔いっぱいでビールを飲み干す。こんなに楽しいことはありません(笑)

2020年は残念ながら名古屋場所もフェストも中止され、今年もフェストは中止になりました。フェストの実行委員会は「みんなでプロースト!」と題したクラウドファンディングを行っており、来年の開催に期待し、私も賛同させていただきました。

camp-fire.jp

※「名古屋オクトーバーフェスト」応援ブログは、平成・令和ひとり旅語りひとり旅で一人酒あの町この味ひとり旅の3ブログ共通記事を掲載しました

 

 

「全国神社お参り旅」八重垣神社~島根県松江市

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八重垣神社

今回の「全国神社お参り旅」では、島根県松江市の八重垣神社を参拝いたします。

島根県の出雲地方で縁結びの神様と言えば、真っ先に思い浮かぶのが出雲大社ですが、松江市の内陸部にある八重垣神社も縁結びのご利益がある神社です。神社周辺には、出雲風土記を思い浮かべるようなのどかな景観が広がっています。

古事記の中に、素盞嗚尊(スサノオノミコト)がヤマタノオロチを退治したという話があります。ヤマタノオロチから命を救われた娘が稲田姫で、二人は結ばれます。これが八重垣神社の由縁になっており、御祭神は素盞嗚尊と稲田姫です。

本殿には、素盞嗚尊や稲田姫を描いた壁画があり、平安時代前期の作だそうです。稲田姫の唇には紅が差してあり、1000年以上前の壁画とは思えないほど色鮮やかな赤が目に飛び込んできます。あの壁画をもう一度拝観したいものです。

掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す。 ※祓詞

yaegakijinja.or.jp

 

「全国神社お参り旅」熊野速玉神社~和歌山県新宮市

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熊野速玉神

今回の「全国神社お参り旅」では、和歌山県新宮市熊野速玉神社を参拝いたします。

熊野古道の「熊野詣で」として世界遺産に指定された熊野三山の一つで、三山の中ではJR新宮駅から徒歩15分というアクセスで、比較的参拝しやすい神社と言えるでしょう。新宮の中心市街地とは思えない落ち着いた雰囲気の境内です。

由緒によると、熊野の神々は神倉山のゴトビキ岩に降臨され、その後お移りになった地を「新宮」として遷座されたといいます。御祭神は熊野速玉大神らですが、もともとは社殿を持たない自然信仰だったようです。

三山のうち、熊野速玉神社と熊野那智大社は参拝しましたが、熊野本宮神社には訪れたことがありません。歴代天皇も参詣に歩いたという「熊野詣で」をしながら、改めて三社を参拝させていただきたいと願っています。

掛けまくも畏き 伊邪那岐の大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に
禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓へ戸の大神たち
諸々の禍事・罪・穢あらむをば
祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと
恐み恐みも白す。 ※祓詞

kumanohayatama.jp